代表者メッセージ

アイクコーポレーションは創業時(1983年)から「情報でお客様に幸せを提供していく」ことをパーパスとしてきました。地域の情報インフラとしての役割に加えて、今後は顧客体験価値にもフォーカスし、 地域価値共創を目指していきます。そのためにDXを積極的に進め、変化に柔軟に対応しながら、会社および事業の変革を推進していきます。

代表取締役社長 橋本悠生

DX戦略策定の目的

大きな変化の時代、提供する形がどのように変わろうとも、市場において競争優位に立つことが重要です。当社を育てていただいた「地域」に、これからも「情報サービス」で貢献していくため、私たちの DX推進策を定めました。刻々と変化する市場ニーズに対応できるスピード展開の実現には、デジタル技術の活用を最大化する「DX戦略」が必要だと考えています。

DX推進の基本方針

既存のやり方を検証/改善し、仕事そのものを大きく変えることで事業の生産性を向上させる
「顧客への価値提供」の原点に立ち返って、メディア・サービスそのものを深化させていく
「顧客への価値提供」の視点で新たなサービスを探索し、社会に対して新たな貢献を行う

DX推進プロジェクト

当社は、DXの取り組みに3つの指針を示す

1.守りのDX
単なるツール導入に留まらず、業務ルールや業務構造の抜本的な見直しを行い、生産性の向上を図る
(1) 基幹システムと業務データのクラウド化による生産性の向上、ルール見直しによる全体最適化
①既存業務のデジタライゼーション|省力化、ペーパーレス化に必要なデジタルツールを導入
・基幹業務のクラウドERPの導入(会計・給与他)、電子帳簿保存専用ストレージの活用
・電子契約システムの導入、行政・会社間の電子手続きの活用など
②既存システムの統廃合、改修、連携|自動処理など、周辺部分のソリューション開発
・受注管理システムと電子契約システムAPIによるデータ連携
・運用システムの相互連携とバッチ処理等による業務の自動化構造
・レガシーなシステムの再構築、部分見直しの最適化
・ローコード、ノーコードツールの活用など
(2)アメーバ経営(管理会計)の採算表を活用したリアルタイム経営
全社員が業務に要した時間、売上、経費、人件費等、社内に蓄積するデータを自動収集し、「時間あたりの価値」を算出する。
分析データを見える化することで課題や注力ポイントをあぶり出し、根拠に基づく判断と行動を部門/チーム単位で行う
2.DX仲間づくり
デジタル技術を活用して、ビジネスモデルや組織自体を変革できる人材を育成する
DXの仲間づくりを進めるため、社員のリスキリング・研修等の機会と場を提供する
(1)役員、GM対象の研修(DXに対する理解の醸成)
(2)アドバンス人材の発掘と育成(会社をミドルから変革するDX人材へ)
(3)一般研修(デジタルビジネス、DXに対する興味関心の喚起 ⇒未来のDX人材へ)
・自治体、各種団体主催の研修プログラムへの参加
・検定/資格制度の利用、社内研修会の実施、ビジネスITフェア等への参加
・DX人材を活かす組織づくりと評価制度の醸成
・プロ人材、副業人材の登用など
3.攻めのDX
ワクワクするアイデアが日常的に生みだされ、新たなサービスや商品に反映される会社へ
(1)既存メディアの深化(CX「顧客体験価値」を盛り込んだコンシューマ目線のサービス提供へ)
(2)未来を見据えた探索
・社外人材の登用、他社との連携(オープンイノベーションの活用)
DX推進体制


DX推進プロジェクト達成状況を測る指標

以下の指標により、2025年度末までにDX推進プロジェクトの達成度を管理する

◯守りのDX

各事業部において、業務プロセスの最適化を図り、当社事業の生産性を向上させる
・アメーバ時間あたり価値:10%向上を目指す


◯DX仲間づくり

DX施策の推進速度を上げるべく、人材補強および社内の育成環境を整え、下記の人材体制を構築する
(1)デジタルマーケティング人材:8名(IMA検定所持者など)
(2)DX人材:10名

・ビジネスデザイナー・プロデューサー・アーキテクチャー(4名)
・アナライザー(1名)
・セキュリティ(1名)
・UXデザイナー(1名)
・エンジニア・プログラマー(3名)

※DX人材とは・・・最新のデジタルテクノロジーの活用により、企業などの組織において「変革」をもたらす人材。業務プロセスの見直し、改善行程において、業務そのものを置き換えることもできるスキルを持ち、新規サービスやプロダクトの提案~構築で未来の付加価値を生み出せる人材でもある